あとでね
ロサは赤ん坊を産み落として亡くなる。葬儀の日、子供の父親ロラが来る。
彼も死期が迫っている。赤ん坊からの感染を恐れてロサの実母は近づかない。
マヌエラは赤ん坊を連れマドリッドで検査を受けた。感染は免れていた。
バルセロナに戻ったマヌエラを、アグラードとウマは大喜びで迎える。
アグラードはウマと舞台を務めていくだろう。
マヌエラも仕事に復帰するだろう。
三人の母(?)に愛されエステバンは成長するだろう。
悲しみは消えることがなくても、希望を見出すことはできる。
この物語と彼女らの人生は続く。でもここはひとまずロマのいうように
また「あとでね」。
監督のメッセージが最後に出ます。
「ベティ・デイビス、シーナ・ローランズ、ロミ・シュナイダー、全ての女優たち。
女になった男たち。母になりたい人々。そして私の母に捧げる」
アルモドバルに拍手を捧げる。