「性」をテーマにしたお祭りが関西2箇所で!
「典型的であってもなくてもいい、変(=クィア)でもいい、性のあり方は多様だ、私たちは生きていける」
そんなメッセージあふれる映画を上映する関西クィア映画祭は「みんなのお祭り」です。
2005年からはじまった関西クィア映画祭は、今年2017年で11回めを迎えます。第11回のメイン特集は「セックス!セックス!セックス!特集」。欧米の映画祭上映作品から、フェミニズムを踏まえて、男性目線の異性愛主義とは一線を画した作品を厳選し、肌の色、体のカタチ、セクシュアリティ、感じ方も多様な4つの作品が上映されます。
それに加えて2つのミニ特集があります。ひとつは「私たちのストーンウォール」です。米国LGBT運動のはじまりとされている「ストーンウォールの反乱」。1969年のこの事件以降も、そしていま現在も、差別への抵抗と闘いは続いています。ここでは闘うトランスジェンダー女性のドキュメンタリー映画2作品が上映されます。
もうひとつのミニ特集「不可視化に抗う」では、現代日本で何が不可視化されようとしているのか、誰が居ないことにされ、誰の声が無視され続けているのか。それ等を問う3作品が上映されます。
性的マイノリティに関する映画祭は国内でも毎年いくつか開催されますが、関西クィア映画祭の大きな特徴は、ゲイ男性のことが大きく取り扱われがちな中で、「性的マイノリティの中にさらにマイノリティをつくらない」ことをモットーに、女性やトランスジェンダーの映画が多数用意されていることです。
「ある面ではマイノリティで、ほかのある面ではマジョリティ」という人や、複数の要素が重なるダブルマイノリティの人なども、現実には存在します。そのような決して単純ではない現実にそのまま向き合う取り組みを重視しているのが関西クィア映画祭です。
上映作品は17の国と地域から集まった長編12作品、短編15作品の計27作品。そのほとんどが日本初上映という、貴重な映画が観られる映画祭です。大阪と京都の2箇所で開催される「みんなのお祭り」第11回関西クィア映画祭2017。多様な性を謳う映画に触れることで、社会の中で凝り固まった性についての制度から解き放たれ、自分らしい性を生きてみませんか?
■第11回関西クィア映画祭2017
【日時・場所】
・大阪会場
2017年9月16日(土)13:00〜
ドーンセンター(大阪府立男女共同参画・青少年センター/大阪市中央区大手前1丁目3番49号)
2017年9月17日(日)13:00〜
とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ(大阪府豊中市玉井町1丁目1番1-501号エトレ豊中5F)
・京都会場
2017年10月27日(金)〜29日(日)11:00〜
京都大学西部講堂(京都市左京区吉田泉殿町 京都大学構内)
【チケット】
・1回券(1枠に有効):前売1300円/当日1600円
・3回引換券(3枠に有効):前売3400円/当日4000円
・大阪パス(ドーンセンター、すてっぷの全枠に有効):前売3800円/当日5000円
・京都パス(京都大学西部講堂の全枠に有効)前売6800円/当日8000円
・フリーパス(全会場全枠に有効)前売10000円/当日12000円
※割引券:当日のみ販売。全券種につき半額。会場受付で証明書等の提示が必要。
※前売券は開催日前日まで販売。
【前売券の購入】
・チケットぴあ
[PC/携帯]http://t.pia.jp/
[直接購入]セブン-イレブン、サークルK・サンクス、ぴあの各店舗で購入できます。
※「関西クィア映画祭」もしくはPコードで検索してください。
※Pコード:9月15日(金)まで 557232/9月18日(月)〜10月26日(木) 557231
【主催】
関西クィア映画祭実行委員会
【後援】
在日アルゼンチン共和国大使館/ドイツ文化センター/台北駐日経済文化代表処 台湾文化センター/オーストラリア大使館/スペイン大使館
【協賛】
とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ ※すてっぷ会場のみ
【協力】
大阪アジアン映画祭/SWASH(Sex Work and Sexual Health)/西部講堂連絡協議会
【お問い合わせ】
関西クィア映画祭実行委員会
メール:info@kansai-qff.org
TEL:080-3820-2731(留守番電話にメッセージをお願いします)
FAX:06-7878-8882
◇公式webサイト:http://kansai-qff.org/2017/
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