「満場一致、可決します」
ローレルの細い声が言った。
「私にはもう時間がありません。私は変化を求めています」
デーンが、スティーヴンと彼の率いる支援団体が、ローレルの妹が、
ステイシーの母が、ブライアン・ケルダーの娘が、新聞記者が、
起立して見つめる警官たちが、固唾を飲んで回答を待っている。
「満場一致、可決します」
スティーヴンが躍り上がる。
「心を開いてくれてありがとう、愛しているよ!」
このシーンはぜひ映画で見てほしい。胸が熱くなります。
ニュージャージー州議会はこの裁決を受け、パートナー法を改正し、
全公務員の同性パートナーに年金支給を認めた。
さらに7年後の2013年、ニュージャージー州は同性婚を合法化し、2015年6月26日、
米連邦最高裁は同性婚を合法としました。
ローレルの残した最大の遺産です。社会は変えられたのです。