たちの悪いレズね
プールサイドにしゃがみ込んだハバナがさびしそうにつぶやくセリフ。
ハバナは自分のセクシュアリティに悩んでいるのでしょうか。
そうは見えないのですけど。
2010年代に入って、社会はオープンになりつつあります。
ハバナの心にのしかかっているのは、母親との関係にもがいている自分です。
いくらセラピーを受けても母親の支配は消えない。
「たちが悪い」というのは母親のことです。
もし、世間の母親と同じ愛し方で自分を愛してくれていたら、こんなドツボにはまっていない。
でも、ハバナは母親が恋しい。
さびしくて、泣きそうなジュリアンが、とてもいいシーン。