タバコはあぶない、渡して
ジョアンがマリアを表敬訪問します。
あなたを尊敬しているとベタ誉めする。
ジョアンと別れた帰り「いい子じゃない」マリアは機嫌がいい。
「お世辞をいいまくられて好きになったのね」とヴァル。
「ちがうわよ」とマリア。
「そうよ、ちがうわよね」とヴァルは穏やかに応じる。
家に帰ってもマリアの上機嫌は続く。
ソファに寝そべっているマリアに
「タバコはあぶない、渡して」とヴァルは持っていく。
ヴァルはマリアが好きなのだから、
マリアがやさしくさえ接すれば、気がすむのです。
笑顔には笑顔を、やさしさにはやさしさを、人は返します。