勝手にほざけよ

勝手にほざけよ

 

セルビーを巻き込みたくなかったアイリーンは、逮捕の直前、彼女を

長距離バスに乗せて父親の元に帰します。

「帰りの切符を買ってやると、約束しただろ」

後日証言台に立ったセルビーは、被告人席のアイリーンを指差しますが、そのさししめし方はとても冷淡でした。

あなたのことを映画にすると、監督とセロンはアイリーンに会って

言っています。恋人の、セルビーのことを話すアイリーンの声には、

とても甘い響きがあったそうです。

上のセリフは収監される途中で振り向いたアイリーンが、関係者の質問か何かに対して投げた言葉です。

いつ野たれ死にしても不思議じゃない、明日のない人生を生きてきた

アイリーンの無償の愛。

辛い映画ですが、一度は見るべき映画だと思います。

 

(「モンスター」)

 

 

bn_charm