私に愛されるチャンスなのに失礼ね

私に愛されるチャンスなのに失礼ね

ジコチュー、独りよがり、思いのままになる世界で生きていると

他人に対する配慮とか、気遣いとかは消えてしまうのでしょうか。

こういう人に限って、直観力は異常に鋭い。

王妃も例外ではなく、自分とシドニーの格差愛を充分わきまえている。

王妃にしたら

「あなたの愛にせっかく応えてあげようというのに!」でしょうね。

聡明なシドニーは王妃のゴリ押しがわかりすぎるほどわかっている。

しかもそんなイカれた王妃を愛している。

どうしようもない無限の愛、無償の愛。

王妃より、シドニーが大きく見える。

 

(「マリー・アントワネットに別れをつげて」)

 

 

bn_charm