何を頼まれても断るのよ
王妃に呼ばれ、居室に入りかけたシドニーの耳に、女官のカンパン夫人が
ささやくセリフ。
どさくさに紛れ、王妃の下着ドロまで出現するヴェルサイユで、
最後まで王妃の忠実な女官であるカンパン夫人は、
やかまし屋ですが、情のある女性です。
王妃がシドニーに何を命じるかわかっている。
だから「断るのよ」と耳打ちしますが、シドニーは
「王妃の命令に背くことはできません」夫人はため息。
カンパン夫人を演じたのはノエミ・ノヴォルスキ。
老け役ですがこのときまだ48歳。監督をやり脚本も書く才人です。