一人の女性を好きになったことある?
シドニーが王妃に呼ばれた。王妃は訊く。
「一人の女性を好きになったことある? その人の姿が見えないと
苦しくなるくらい。わたしは何時間も目を閉じて
あの方の顔を思い浮かべることができる。あの和らかい肌。
はじけるような笑顔…」
シドニーこそいい面の皮です。どんな気持ちだったでしょうね。
嫉妬? ではなかったと思います。
映画は、王妃とシドニーの間にある身分格差と年齢格差にもかかわらず、
シドニーのほうが精神的に大人であることをうかがわせます。
例えばシドニーの回答、それはまたあした。