ラボルドさん、こんな早朝になんとお礼をいえば?
本作はヴェルサイユ宮殿における、マリー・アントワネット最後の4日間。
フランス革命という大パニックがあぶりだした、
王妃と彼女を取り巻く人間像です。
ヒロインは王妃の朗読係シドニー(レア・セドゥ)と
マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)。
シドニーという架空の女性が、誰も見たことのないアントワネットの姿を
生き生きと浮かび上がらせます。
オープニングは1789年7月14日、王妃の部屋。
普段と変わりない、明るい、美しい王妃がシドニーにやさしく声をかける。
「ラボルドさん、こんな早朝になんとお礼をいえば?」
6時すぎから王妃は本を読みたがっている、早起きだったのですね(笑)。