「600ページがなんだ!」

「600ページがなんだ!」

トマはアデルに夢中だ。デートにこぎつけた。

「何か食べよう」とトマ。「ケバブがいい」とアデル。

ケバブはトルコやウイグル、中東を発祥とした、野菜や肉をパンに挟み込んだ料理。

アデルは大きな口を開けてかぶりつき、熱心に咀嚼。

トマは健康そのものの恋人をやさしく見つめ、

「君は読書家か?」と聞く。「すごく」

トマは理系だから小説はあまり読まない。

でも「マリアンヌの生涯」を「読むと誓う」

「600ページよ」とアデル。「600ページがなんだ!」

トマ、頑張って(笑)。青春が匂うような爽やかなシーンです。

 

(「アデル、ブルーは熱い色」)

 

 

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