こんな下等な女は守ってやれない?
検察内部でやるすり合わせで、検事補のキャサリンは「和姦ではない、レイプだと思う、でも勝てない」と本音を言います。サラが証人として、信用力が弱かったからです。事件当夜もマリファナを吸っていた、酒を飲んでいた、しかもかなり酔っていた、隠していたが前科もあった。キャサリンは、強姦ではなく暴行障害として弁護士との取引に応じました。サラにも非があったのでは。弁護側がそこを突いてくると、裁判は勝てない…サラは傷つきます。どうしてごまかすのか、真実をいって戦ってくれないのか、わたしのことなんかどうでもいいのか、こんな下等な女は守ってやれないってわけ?
次に続く、サラの慟哭ともいえるセリフは、おそらく本作中の圧巻でしょう。
それはまたあした。