週末はマンガでエンジョイ!
ーRiki&Meguのおすすめコミックー
漫画、コミック、劇画、マンガー
ひとつの文化をなすこのジャンル。
気張らず、ただただ好きなのでやってます。
ほぼ週刊です。
Riki&Megu凸凹コンビでお送りします。
今週のお勧めはコレだー!
西原理恵子『ぼくんち』
掲載 : 小学館『ビッグコミックスピリッツ』連載(1995年〜1998年)
小学館「スピリッツとりあたまコミックス」全3巻。
第43回文藝春秋漫画賞を受賞
人をたくさん売り飛ばしたの。多分何人かしぬよね。そのかわりぼくはたくさんお金をもうけた。
でもこんな仕事始めたから、ぼくも長生きできないから、と、トルエン売りのこういちくんは、アサリしかとれない海にハマグリをまく。
いつか生まれるかもしれない子孫のために。 この町の住人はすべて貧しく汚くせこい。そして薬や喧嘩や事故や、時々は事件で、簡単に人が死ぬ。
だから死なないで生きていられれば、それだけで儲けもの。 だから生きるために、誰もが自分ルールと自分モラルを持っている。
「みんなしあわせになりたいだけやのに、何があかんのやろ」。ぼくらを育てるために下品なピンサロで働く優しいお姉ちゃんは、
笑ってそうつぶやく。 きれいな場所では見えない、きらきらとしたものがド底辺の掃き溜めに見えてきます。
号泣必至、映画よりぜひ原作で泣いてください。