いうべきだった、待っていてと
「待っていて」そういうべき相手とはもちろんテレーズです。
このセルフを聞いたときは、コソッと笑ってしまった。
だって思わない? 永遠の夜明けだ、ヘチマだと、
ややこしいことを書くより、
「待っていて」と一言書くか、言うかしていれば、
泥沼の係争だろうと何だろうと、それこそ「永遠の夜明け」を信じて
どっちも笑顔で待っておれたのよ。
ここでもキャロルを助けるのはアビーです。
テレーズは「タイムズで働いているはずよ」と、
知り得る限りの情報をキャロルに与えます。