週末はマンガでエンジョイ!ーRiki&Meguのおすすめコミックー

 

漫画、コミック、劇画、マンガー
ひとつの文化をなすこのジャンル。
気張らず、ただただ好きなのでやってます。
ほぼ週刊です。
Riki&Megu凸凹コンビでお送りします。

今週のお勧めはコレだー!

 

 

雲田はるこ『昭和元禄落語心中』

掲載 : 講談社『ITAN』2010年創刊号から連載中。

舞台は昭和50年代から平成へ移っていく落語の世界。

八代目有楽亭八雲に弟子入りしたムショ帰りの強次は与太郎の名を与えられ、精進していく。

八雲の家でともに暮らす亡き二代目有楽亭助六の娘であり八雲の養女・小夏。

だんだんと明かされていく八雲(菊比古)と助六(初太郎)の関係と助六の死の真相。

助六の芸風に惹かれた与太郎は三代目助六を名乗る。

アニメも高い評価を得ている漫画。私はまだ見たことがないけど、一度見てみたい。

古典落語を十二分にきかせながら、登場する人物それぞれの青春模様と人間相関図が極めて複雑。おもろうて哀しくて、おそろしくて、それでいてなんとも色っぽい漫画である。落語がそもそもそういうものだからね。寄席に行ってみたくなる、落語好きになりそうです。

第17回(2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞

第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門受賞