「ワン・ミント・ジュレップ」
シカゴの向かう車中。
運転しながらキャロルがコートを脱ごうとする。
テレーズがハンドルを支え、袖を引っ張ってやったりする。
薄着になったキャロルが「このほうがずっとラクだわ」。
ふたりともリラックスしてはしゃいでいる。
ラジから流れる陽気な曲がこれ「ワン・ミント・ジュレップ」
〜ある朝、道沿いで女性に出会った、話をした、一緒に酒を飲もうと家に呼んだ、
飲んだのは1杯のミント・ジュレップだけ〜
「ミント・ジュレップ」はバーボンをベースにしたロングカクテル。
車は雨の宵、シカゴの最高級ホテルのひとつ、ドレイク・ホテルに到着。
室内の、豪華な家具調度にテレーズは感心してふりかえると、
キャロルは着の身着のまま、
ベッドにひっくり返って眠り込んでいる。