さらば、友よ20160210

ひとり、ともだちがいた

「バディ」をいうとき、この映画のブラザーフッドははずせない。
名作中の名作です。
金庫破りに失敗して地下の金庫室に閉じこめられたアラン・ドロンとチャールズ・ブロンソン。
心とスネに傷のある男同士。
こんなやつ、こんなクズ、とバカにしあいながら相手の「男」を認めていく。
ブロンソンと別れたあと、アラン・ドロンが女の部屋で、自分にも人生にひとりだけ「ともだちがいた」とつぶやく。
ラストシーンは映画史に残る傑作です。
見ないと人生に損する映画です。

(「さらば、友よ」)