LGBT成人式に当事者ら約200名が参加

2016年の関西LGBT成人式が1月16日(土)、天王寺区民センター(大阪市天王寺区生玉寺町)にて『進〜advance〜』という スローガンのもと開催致されました。第3回目となる今年は200名もの参加者が集まり、人生の門出を共に祝福しました。

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オープニングはFreedom詩人 輝さんと、スタッフのてとらさんが壇上でメッセージを書き上げるパフォーマンスで開幕。「成人の誓い」では、大阪教育大大学院修士2年の古閑丸斉良さん(24)ら3人が宣誓。春から高校の数学教諭となる古閑丸さんは「全ての生徒に寄り添える教師を目指したい」と社会に出て行く決意を表明しました。

seijinsiki2016_004続いて大阪を中心に活動する、SHOGOとそらのユニットSOLEIL(ソレイユ)が「人生の門出に立つみなさんの力になれば」との想いを込めて吉田山田の「日々」などを熱唱。恒例の合唱では「勇気100%」を全員で振付しながら歌い、会場が一体となりました。第二部の交流会では「これからの人生がより良くなるような人との繋がりができれば」と、多彩なゲームなどが設けられ、閉会まで盛り上がりました。

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関西LGBT成人式は、「性的マイノリティの当事者がありのままの自分を表現し、祝福されることで開放感や安心感を実感し、もっと自分を好きになってほしい」と、有志メンバーによる関西LGBT成人式実行委員会が2014年より開催。年齢、国籍、障害の有無、セクシュアリティなどに関わらず参加できる成人式で、服装の決まりもなく、参加者は思い思いの服装で参加しました。中には2回目、3回目の参加者もいて、スタッフも含め全員の気持ちが一つになれる、心あたたまる式となりました。