ある日、突然20151226

 

「あんたの暗い顔に恋したの。あんた、セックスは嫌いなの?」

マルシアは非モテ系。ジムに通い減量中だが、いっこう彼氏は現れない。ある日若い女の子、マオが追いかけてきて「わたしとやる?」ときく。
もちろん初対面だ。「あんた、正気?」とマルシア。無理ない。
ドンくさそうなマルシアに比べ、マオはタカのような目をした、身ごなしの軽い、痩せた女の子。
「わたし、あんたがほしい」「異常だわ」「どうして?」マオの発言はエスカレート。「女同士だとヘン?」「愛情がないと…」「愛は関係ない。あんたの暗い顔に恋したの」。
マオは強引ですが、イヤミがない。
それにしても「暗い顔に恋した」とはユニークでした(笑)。

(「ある日、突然」)