全国で3例目。来年6月に要綱施行予定。
兵庫県宝塚市は11月30日、LGBT支援のため、同性カップルから申請があれば、パートナーとして認める「受領証」を発行すると発表しました。同性パートナーを認める公的書類を発行するのは、東京都渋谷区、同世田谷区に続き全国で3例目となります。
宝塚市は4月末から検討部会を設置して議論を重ね、来年3月に要綱をまとめて、6月にも施行する予定です。市内に住む同性カップルが、ともに生きていく相手と認め合う「宣誓書」を市に提出すると、市長が受領証を交付。宣誓書は市が保管し、カップル双方の合意があれば廃棄されます。
当初は渋谷区を参考に条例制定も検討していたものの、結局は世田谷区にならい要綱として制定。中川智子市長は、「必要なのは市が寄り添う姿勢を打ち出すこと。より多くの人に利用してもらいたいと思います。宝塚が生きやすい街として1歩を進めるため、欠かせない施策です。今後は国が同性婚を認めるよう、他の自治体と協力して働きかけたいです」と話しています。