ゲイ映画のキメ台詞

妻をライムに残すことにした

〜「アンモナイトの目覚め」(9)〜

  妻をライムに残すことにした   「ほかに何か?」用件がすんでもグズグズしているロデリックに 不審気にメアリーが訊く。 「実は妻がウツなのだ。医者は海辺でのんびり過ごせと。 ライムに残すことにした。浜辺を歩いて君から学ばせたい」 シャーロットも地質学者なのです...

君は抜け殻のようだ

〜「アンモナイトの目覚め」(8)〜

  君は抜け殻のようだ   波止場を歩きながら夫が妻に言います。 「もう耐えられないよ。君は抜け殻のようだ。 考古学ツアーに同行を期待するなんてどうかしていた。 回復には時間がかかる。ここ(ライム)は格好の保養地だ。 明るく陽気で賢い妻に戻ってほしい」 「...

小さな魚の骨が見える

〜「アンモナイトの目覚め」(7)〜

  小さな魚の骨が見える   翌日ロデリックはメアリーから化石採集の手ほどきを受けます。 メアリーはロデリックが浜辺で見つけた石を一目見ただけで 「これはダメ」「これはいい」と識別し 「よく観察すると小さな魚の骨が見えるでしょ。 この黒い斑点は魚のウロコなの。磨...

子作りの気分じゃない

〜「アンモナイトの目覚め」(6)〜

  子作りの気分じゃない   シャーロットは初めての子を死産しています。 以後すっかり落ち込み夫婦はセックスレスで会話なし。 陰気な妻になっています。そんな妻から夫は遠のき ベッドで妻が近寄っても「子作りの気分じゃない」 不機嫌そうに背を向ける。 1830...

焼いた白身魚をソースなしで

〜「アンモナイトの目覚め」(5)〜

  焼いた白身魚をソースなしで   ロデリックとシャーロットが夕食のレストランに来ました。 夫は念入りにメニューを確かめ 「スープは?」と訊く。給仕「野うさぎです」 「ステーキはレアで。セロリのブレゼとポテトのホワイトソース。 35年のクラレットをボトルで。 ...

シャーロット・マーチソン

〜「アンモナイトの目覚め」(4)〜

  シャーロット・マーチソン   「シャーロット・マーチソンだ」 シアーシャ・ローナンです。 東京オリンピックの開会式の、 カザフスタンのお姫さまのような雰囲気。 チラとメアリーは見るが無関心に目をそらす。 シャーロットも、見るからにとっつきの悪いメアリー...

餓死する前に

〜「アンモナイトの目覚め」(2)〜

  餓死する前に   母親の名はモリー。8人の赤ん坊を亡くし、 メアリーが言うには「母は10人の子を生み、8人が赤ん坊で死んだ。 それから母は感情を失くした」。 メアリーの上に兄がいます。生き残ったのはその2人だけ。 母親の面倒を見るのはメアリーで、モリーはメア...

メアリー・アニング採集

〜「アンモナイトの目覚め」(1)〜

  メアリー・アニング採集   大英博物館に古代生物の大きな化石が運び込まれます。 見事な化石です。 「メアリー・アニング採集」とある札がポイ捨てされ 「イクチオサウルス H・ホステ・ヘンリー寄贈」の 新しい札が貼られる。 このオープニングが本作のヒロイン...

ジブルス、出かけよう

〜「グッバイ、リチャード」(30)〜

  ジブルス、出かけよう   「ジブルス、出かけよう」 リチャードは愛犬に声をかけ車を出す。 道が左右に分かれている場所に来た。どっちに行くか。 リチャードは真ん中に、道のない方向に乗り入れる。 高笑いをする。 夜空は満天の星だった。 ジョニデが「シ...