Diversity Studies

ご機嫌よう、伯爵夫人

〜お嬢さん⑯〜

ご機嫌よう、伯爵夫人   精神病院から迎えが来ました。打ち合わせ通りです。 医師らが「では」と偽伯爵と秀子に挨拶する。 珠子は「お嬢さんごっこ」でお嬢さんの衣装を着ていますし、 秀子は侍女の装束です。医師らは珠子を拘束し、車に乗せようとした。 珠子は仰天して、自分はお嬢様じゃない、お嬢様は...

またお嬢さんごっこ、する?

〜お嬢さん⑮〜

またお嬢さんごっこ、する?   偽伯爵との初夜もすみました。隣の部屋から聞こえて来る秀子の叫びに 珠子は耳を覆いたい。 翌朝から偽伯爵は相続した秀子の財産の手続きであちこち走り回り、 一週間ほど帰ってこない。 その間二人は宿に残っています。 手持ち無沙汰で「またお嬢さんごっこ、する?」と...

秀子の結婚の条件は

〜お嬢さん⑭〜

秀子の結婚の条件は   秀子の結婚の条件は「私を日本へ連れていくこと」 つまり珠子とは離れないことが条件です。 偽伯爵は困った素振りを見せてうなずいた、とあります。 なんとなく含みのあるセリフです。そろそろパク監督が一枚、一枚、 札をめくり始めています。さて何を誘い出そうとしているのか… ...

今のままでもいい

〜お嬢さん⑬〜

今のままでもいい   珠子は寂しかったお嬢様の生活に光を差しこませました。 秀子はすでに偽伯爵からプロポーズされ、次の満月に 駆け落ちすることになっている。でもお嬢様はどうも気乗り薄だ。 「今のままでいい。お前がいてくれたら。お前は私に、 天涯孤独の私に、あの人と結婚してほしい?」 「愛...

私は手足が冷たいから…

〜お嬢さん⑫〜

私は手足が冷たいから…   「私は手足が冷たいから…確かめる?」 珠子は引き出しから飴をとって舐めると秀子にキスする。 何のために飴を舐めるのかよくわかりませんが。 「こんな感じね」と秀子がつぶやいている。 「すごくいいです」と珠子。 「私にもして。知りたいわ」 こうなるともうなるよう...

男は何を望んでいるの?

〜お嬢さん⑪〜

男は何を望んでいるの?   隣に横になった珠子に、背を向けたまま「教えて」 珠子ドキッ。「男は何を望んでいるの?」 お嬢様の質問は困ってしまう。 「私が知りたいのは、結婚したら夜は…」 くるり。「最初は唇を合わせる?」 言葉で説明するのは難しい。 (ヤケクソだ。教えて早く寝かせよう) ...

悪い夢を見そう、ここに…

〜お嬢さん⑩〜

悪い夢を見そう、ここに…   お嬢様が朗読会から帰ってきました。 ぐったりしています。いくら鈴を鳴らしても珠子がすぐ来なかったから 機嫌が悪い。 「何をしていたの。朗読は本当に苦痛なのよ。化粧落としや着替えを 私一人でさせるつもり?」 「すみません、眠り込んでいたものですから」 珠子は...

秀子を忘れる

〜お嬢さん⑨〜

秀子を忘れる   (しっかり考えなくちゃ)珠子は自分に言い聞かせます。 大金持ちになって遠い港に行き、名前も知らない美味しいものを食べる、 キラキラしたものを買って、秀子を忘れる。 そうまでして忘れなければならない存在に秀子はなっています。 詐欺師で泥棒かもしれないけど、 珠子って純真で...

偽物に心を奪われるなんて

〜お嬢さん⑧〜

偽物に心を奪われるなんて   詐欺師の伯爵にたぶらかされているお嬢様。 「なんて哀れなの。偽物に心を奪われるなんて」 珠子は内心、悲憤慷慨しています。もともと自分も仲間ですけど。 お嬢様は珠子に 「母は私を産んで死んだの。私が殺したようなものだわ。私なんか 生まれなければよかった」と悲し...

ボタンを外し、紐をほどく

〜お嬢さん⑦〜

ボタンを外し、紐をほどく   身体中締め付けているお嬢様の下着は、何本も紐があって、一人では ほどけない。珠子が胸のボタンを外し、背中の紐をほどいてあげます。 「私が今もスリなら、手を入れて触ったはず」などと妄想する。 何に触るつもり?   (「お嬢さん」 )   ...