ポールだ、君の提供者だ

ポールだ、君の提供者だ

 

ジョニと弟のレイザーは精子提供者の男性を突き止め連絡した。

電話を受けた男性は「ポールだ、君の提供者だ」

「ママたちはあなたの精子で一人ずつ生んだゲイ・カップルなの」

「そういうことか」がぜん、ポールは興味を示す。

会ったところ、ポールは渋い中年のおじさんで、有機菜園の共同農場があり、

無農薬の地元野菜でシンプルな料理を出すレストランのオーナーだ。

母親ニックの厳しい管轄下にいた二人は、

ポールの寛大な対応に、すっかりなついてしまう。

「連絡しあおう」とポール。

子供たちは好奇心からだとしても、

ポールの踏み込み方はちょっと軽すぎない?

 

(「キッズ・オールライト 」 )

 

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