ああいう種類の人

ああいう種類の人

 

スーパーで買い物をするリンコとトモをカイの母親が見かけた。

リンコと離れたトモに近づき

「私はあなたの味方よ。あなたは一人じゃないのよ。ああいう種類の人と

あんまり一緒にいないほうが、ね」

熱を込めて言う。トモは彼女を突き飛ばし持っていた洗剤をふりかける。

スーパーは大騒動。

カイの母親は自分の息子が、男の子が好きだと知りません。

この映画を見ながら本シーンに至ると、

マイノリティはむしろ彼女のほうだと思えてくる、

そんな逆照射に監督は成功しています。

 

(「彼らが本気で編むときは、」 )

 

bn_charm