ウォッカをロックで

ウォッカをロックで

 

カウンターに来たロレーンが注文する。「ウォッカをロックで」

ウォッカにはコニャックの柔らかさ、スコッチの重み、バーボンのタフ、

どれとも違うワイルドな鋭さがあります。

真っ白な液体に氷だけ。

ロレーンの気をひく男を「私たち、ふたりだけで話したいの」と

去らせた女がいる。これがデルフィーヌ。フランスの諜報員です。

「すぐ近くに友人のクラブがあるの。来る? どうする?」

「しつこいのね」とロレーン。

明日はここにいるとデルフィーヌはメモを渡す。

デルフィーヌにはソフィア・ブテラ。

「ザ・マミー/呪われた砂漠の王女」のアマネットです。

(「アトミック・ブロンド」 )

 

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