サッチェルは殺してもかまわない
本作の最重要キーワードが「サッチェル」
ロレーンの任務は現在活動中の諜報部員のリストが、ソ連側に渡る前に取り戻すことと、
サッチェルの正体を暴くこと。
彼はイギリス諜報部「M16」史上最大の情報漏洩者である二重スパイ。
「君が正体を突き止めたら、やつは反逆罪で死刑。
君は女王陛下のお茶会に招かれる」
その名が使われるたび、謎が濃くなる「サッチェル」
二重、三重の闇の中をロレーンがいく。
デヴィッド・リーチ監督は絵になることを知った上で、
シャーリーズ・セロンの立ち姿を遠景から撮っています。うまいですね。