あたしの目は何色?
こっちはルイーズとジミー。
「俺を愛してないのか」「愛している。でも遅いのよ。私のことは諦めて」
「はじめてあったとき、君は目を閉じて…」「何色だか言って」
「俺はわからないと」
ルイーズはもう一度訊く。「あたしの目は何色?」「茶色だよ」
誠実な男と誠実な女の別れのセリフ。
「さよならのキスをしてくれ。そしたら行くよ」
二人は長いキスを交わし男がいう。「またな、ルイーズ」
交錯する愛の眼差し、低い声、見つめる視線、静かな演技が
彼の言う「またな」は永遠にこない、そう予感させる名場面です。