一緒におっぱいを作った仲よ

一緒におっぱいを作った仲よ

 

マヌエラはアグラードから、別れた夫であり息子の父であるロラの風評を聞きます。

「ロラとは20年前パリで知り合い、一緒におっぱいを作った仲よ。

ある晩ロラを泊めてやったら30万ペソと宝石を持ってトンズラよ。

母さんがくれた聖母像まで消えていた。信仰心もないくせに、

エクソシストでもやるのかしら。どうしてロラに会いたいの?」

「伝えたいことがあって」看護師だったマヌエルは傷の手当てをしてやる。

アグラードは鏡を見て「まるでエレファント・マンね」と嘆く。

「大げさよ。少し腫れただけよ。誰かロラの情報を知らない?」

「カンポ(野原)で娼婦たちを助けるボランティアの尼さんたちがいるの」

訪ねて訊いてみよう。

その一人ロサがペネロペ・クルスです。これでアルモドバル組が揃いました。

 

(「オール・アバウト・マイ・マザー」 )

 

bn_charm