母と二人暮しの少年の顔は特別だ

母と二人暮らしの少年の顔は特別だ

 

息子の名はエステバン。作家を志す繊細な少年。

17歳の誕生日のお祝いに、

母親は「欲望という名の電車」を息子と観に行った。

主演女優のウマ・ロッホは大女優だ。

エステバンは母とふたり暮らしの少年の顔は

「インテリか物書きのような顔」だと独り言を言う。

何気ないセリフですが、エステバンの内省的な性格を一言で描写する。

アルモドバル(脚本)のセリフは魅力的。独特で無駄がありません。

 

(「オール・アバウト・マイ・マザー」 )

 

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