わたしはゲイなの

わたしはゲイなの

 

マシューが友達をとりもつというが、ルースは断ります。

「わたしはゲイなの」

マシューは返事に詰まるが「結婚は?」と訊く。

「無理ね。法律は変わってきているけど」

ルースが「ゲイなの」とサラリといったとき、社会は変わってきたと

実感しました。

「真夜中のパーティ」(1970)を、「セルロイド・クローゼット」はこう評しています。

「ハリウッド史上、初めてゲイが死ななかった映画」

ゲイは映画の中で、自殺するか、入水するか、殺されるか、していたのです。

ルースを応援したくなるの、無理ないと思わない?

 

(「四角い恋愛関係」)

 

 

bn_charm