スティーヴン・ゴールドスタイン

スティーヴン・ゴールドスタイン

 

デーンを訪問した男が名乗りました。

「スティーヴン・ゴールドスタインです。同性愛者支持団体の」

ローレルの件に憤慨している、ゲイを差別する奴らを俺は容赦しないと

ぶちまけた。彼はユダヤ人のゲイ。同性婚の法制化に奔走しています。

協力したいというスティーヴンに

「私の件を利用して同性婚を法律化する気じゃ?」とローレル。

スティーヴンは悪びれず「その通り、こういう機会を待っていた」

「君らがパートナー認定なんかじゃなく、法的に結婚していたら、

ステイシーは黙っていても年金をもらえた。君と結婚したら僕でももらえる」

スティーヴンは陽気だった。つられてローレルは笑い

「それ、プロポーズ?」「ハニー、君とならするよ」

行動し、汗をかき、キレイごとを言わず、目的達成のため全力を振るう男たち。

彼らに巡り合ったローレルは幸せ者でした。

 

(「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」)

 

 

bn_charm