僕はきみのものだ、永遠にね

僕はきみのものだ、永遠にね

 

「もう手の施しようが…」「時間の問題だ、気の毒だが」

そういわれるスティーヴンに「どうしてもという人が」

電話はフィリップだった。

受話器も持てないスティーヴンの耳にフィリップの声が届く。

「伝えておきたい、時々きみがわからないけど、愛している。

僕たちはありえないような愛の道化だね。きみの大暴走も全て

僕のためだった。今そばにいられなくても、僕はきみのものだ、

永遠にね」

スティーヴンの頬に涙が伝う。

(「フィリップ、きみを愛してる」)

 

 

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