永遠の夜明けが待つ

永遠の夜明けが待つ
Our lives stretched out ahead of us,
a perpetual sunrise.
 

「わたしたちの人生には永遠の夜明けが待つ?

つまり夜明けのままで夜は永遠に明けないってことね。

わたしたちは薄ボンヤリした薄明に

永遠に取り残されるってことね、キャロル!」…

テレーズは胸をかきむしる。

しっかりしているとはいえ、19歳ですからね、

まるで島流しにあったみたいに受け取って

絶望してしまったことを、責めるのは酷かな。

 

(「誘惑者キャロル」)

 

 

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