キャロル、もし私に責任があるなら

キャロル、もし私に責任があるなら

Carol, if I am responsible in any way…

 

キャロルはアビーに何でもいう。アビーは元カノです。

キャロルの優先順位の一番はいつもアビーです。

女性同士の関係が先の展開が読めない、そういう袋小路に入って、

結局アビーとキャロルは別れましたが、このふたり真から仲がいい。

この日は、夫が単独親権を要求したことをアビーに話している。

「その道徳的条項とか、もし私に責任があるなら…」

キャロル、ビシャっとさえぎり

(注げ)とばかり空いたグラスをアビーの前に押す。

アビーをいたわっている、それもありますが、

(ケッ、道徳的条項がナンボのもんじゃい)って感じ。

 

(「誘惑者キャロル」)

 

 

bn_charm