第1回「LGBT-Allyシンポジウム」に8社が参加

 

 

 株式会社Nijiリクルーティングが、2016年12月7日(水)、第1回「LGBT-Allyシンポジウム」を開催しました。 LGBTダイバーシティを推進しようとする企業を対象に、具体事例の意見交換を目的としたシンポジウムで、日本航空株式会社や日本電気株式会社など8社が参加しました。

 同社調べのアンケートでは 新卒採用の選考時に学生からLGBTであるとカミングアウトを受けた企業が2割あり、その場合「どのように対応してよいかわからず困った」という意見も多くあがりました。 また、「社員にLGBT当事者はいると思うが、 相談はない」など、実際に取り組んでいる企業だからこそ抱える課題もあるようです。そこで、LGBTダイバーシティに取り組む企業がディスカッションできる場をと開催されたのが、このシンポジウムだったのです。

 企業の事例発表と事例をもとにしたディスカッションとトランスジェンダー当事者として田代悠さんによる性同一性障害の治療についての講演・質疑応答が執り行われました。

 

LGBTダイバーシティ推進への決意を新たに

 

 参加した大手企業のLGBT取り組み事例を見てみると、sub1

・コーポレートサイトにて、 LGBTに関する取り組みを記載(日本航空株式会社)

・社内の理解を促進するための研修を実施、 相談窓口にLGBTに関する文言を明記(日本電気株式会社)

・LGBTの理解を促進する新聞を作成し、 社内に掲示(藤田観光)

などがあげられます。

 「他社の話を聞いて、勉強になり刺激にもなった。自社でも取り組みたいと思うアイデアをたくさん得ることができた。次回も是非参加したい」「LGBTに関して社内の理解を得るのが難しく、気持ちが下がることもあった。しかし、今日参加したことで、改めてLGBTダイバーシティは推進すべきだと感じたし、 勇気をもらえた」「田代さんが自分自身の体験や、 治療について、オープンに話してくれたことが印象的だった。 まだLGBTについて知らないことも多く、勉強になった。また、実際に当事者の声を聞けたことで、会社としてどのような配慮ができるかを考えるきっかけになった」など、シンポジウムへの参加がいい刺激やきっかけになったようです。