世話になったね、トム
「週末までに町を出るよ。世話になったね、トム。
みんな私を生き残る事しか考えないクズだと思っている」
アイリーンは大家のトムに別れを告げる。
「君が生きるためにしていることは、好きでやっているわけじゃない。
それしか方法がないからだ。君が今感じているのは罪の意識だ。
でも君の力ではどうしようもない。
俺たちは戦争から戻り、君と同じことを感じ、何人もが命を絶った。
誰も理解しない。今までもこれからも」
「私には選択肢がなかった」そういったアイリーンに
「そうとも。生きる術だけさ」
ここのやり取りはすべからく監督とセロンの気持ちを代弁しています。
警察の聞き込みを知ったトムは自分の車のキーを渡し「逃げろ」
でも遅かった。