わたしと1週間いて
セルビーという女の子は、アイリーンが自分と過ごすため
「お金を稼ぐ」というのがどういうことか真剣に考えていない。
アイリーンが身を売ることを痛ましいとも切ないとも思っていない。
でもアイリーンは初めてできた友だちがうれしくて、
犯罪、それも殺人という罠にはまっていきます。
アイリーンは変態男に半殺しの目にあい、彼を殺してしまいます。
得たお金で「1週間ホテルを借りよう。わたしと1週間いて。
二度と会えないふたりだよ」
初めからアイリーンは、この幸福が続くはずのないことがわかっている。
でも「1週間」なら許されるかもしれない…
そう思ったことを考えるとやるせないです。