ウィンの手が早く治らないよう祈った。幸せだったから。
ウィンは両手をケガしています。だから衣類の着脱や入浴に不便だ。
ファイは甲斐甲斐しく手伝ってやる。
ウィンは「痛いよ、もっとやさしくしろ」とか駄々っ子みたいにいう。
それでもファイは思う。
「ウィンの手が早く治らないよう祈った。幸せだったから」
眠るウィンのまぶたを、ファイはそっと撫でる。
ウィンの手が早く治らないよう祈った。幸せだったから。
ウィンは両手をケガしています。だから衣類の着脱や入浴に不便だ。
ファイは甲斐甲斐しく手伝ってやる。
ウィンは「痛いよ、もっとやさしくしろ」とか駄々っ子みたいにいう。
それでもファイは思う。
「ウィンの手が早く治らないよう祈った。幸せだったから」
眠るウィンのまぶたを、ファイはそっと撫でる。