さびしいの、息が吸えないのが

さびしいの、息が吸えないのが

アデルの告白です。胸を打たれます。

「さびしいの。ふれあえないことが。会えないのが。

息が吸えないのが。

ほしいの。いつもあなただけが。すべてが恋しい」

エマの吐く息が吸えない…このセリフが最も濃密だと思いました。

エマを呼吸してわたしは生きていた、息の中のエマの匂い、

息の中の温かさ、湿り気、あなたはわたしの息であり精気だった…

繊細で、耽美で、動物的で、スタイリッシュ。

 

(「アデル、ブルーは熱い色」)

 

 

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