「ハムの皮を捨てるの?」

「ハムの皮を捨てるの?」

この映画では10数分間のラブシーンが話題になりがちだし、

確かに中心軸ではありますけど、ケシシュ監督はそこに至るまでに、

丁寧に、丁寧に、アデルとエマが心を通わせるプロセスを描いています。

この導入部があったから、ふたりの、やむにやまれなかった情熱や、

切ないばかりの没入や、ひたむきさが、美しい映像として

力を持てたのだと思えます。

どんな導入部かというと、そこでもアデルは「ハムの皮」を話題にするのです。

どこまで食べるのが好きな子です(笑)

 

(「アデル、ブルーは熱い色」)

 

 

bn_charm