「ダリの声はオリーブ色、か」

「ダリの声はオリーブ色、か」

ロルカがダリに自作の詩を朗読します。

「ダリの声はオリーブ色、か。誰もが君の詩を讃えるよ。

もう一度自転車のところを読んでみて」とダリが注文する。

「サンゴと貝殻の自転車に乗って、君と歌う海の妖女をたたえよう…

僕が歌いたいのは、暗い金色の時間に、ふたりを導いた共通する思いだ。

僕らを盲目にする光は、芸術ではなく、愛、友情、剣だ」

「剣はちょっとな」とダリ。幸福な時間でした。

 

(「天才画家ダリ 愛と激情の青春」)

 

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