魚のいちばんうまい部分は頬だ

魚のいちばんうまい部分は頬だ

館の調理場で、料理人が「頬肉がうまい」というのをハンニバルは聞いている。

ふうん、頬がいちばんうまいのか。

魚がそうであれば人間もそうか…そこまでセリフには出ませんが、のちのハンニバルが、食べ物・飲み物に繊細で、味覚に敏感な「やかまし屋」であることを思うと、このシーンで「うまい」にいち早く反応していてもおかしくない。

最初に殺した肉屋の頬を、ハンニバルはキノコと串焼きにして食べてしまいました。

 

(「ハンニバル・ライジング」)