ハンニバルに安らぎを

ハンニバルに安らぎを

美しい日本女性レディ・ムラサキは、知力・体力に優れた教養豊かな女性。

ハンニバルは彼女から基礎学力と剣道を習います。

竹刀の鋭い打ち合いはシャープで流麗なシーンです。

ムラサキはレクター家の、唯一の身内である甥・ハンニバルの危険な匂いを感じとっています。

このときはまだ、彼女はハンニバルの復讐の決意を知りませんが、ずば抜けた頭のよささえ魔物めいており、それが彼を幸福にするものでないことは見当がつく。だから祈らずにはおれない。ハンニバルに安らぎを。

 

(「ハンニバル・ライジング」)