セントラルパーク、7番街

いつまでも居候しているわけにもいかず、グザヴィエは部屋探し。
子供達が母親とすぐ会えるところがいいというので、
どこに住んでいるのかとイザベルが訊いたら、その住所が上のセリフ。
ニューヨークの高級住宅街。グザヴィエに払える家賃ではなさそう。
「ここはいい部屋だな」とグザヴィエはジューとイザベルの暮らす部屋を見回す。
ハドソン川を見下ろす閑静な立地。二人の所得だと充分家賃は払えそう。
羨ましそうなグザヴィエにジューが助け舟を出す。
彼女が学生時代に借りていて、そのままになっている部屋を
グザヴィエに提供する。

 

(「ニューヨークの巴里夫」)