めぐりあう時間たち20160412

 

「自分のしたことを、もし後悔していると言えたらいいのに。
でも他に方法がなかった。重荷を一生背負うわ。
だれも許してくれない。あの暮らしは死だった。
わたしは生を選んだの。」

3人のヒロインのうちのひとり、 ジュリアン・ムーアの演じるローラは、 夫と、幼い息子と、生まれたばかりの娘を置いて家を出ます。 娘が生まれる直前、自殺しようとしたが死にきれなかった。 だれも許してくれない重荷を、 一生背負って生きることをローラは選びます。 なんのために。 自分が自分であるために、 でしょうね。

(「めぐりあう時間たち」)