無理をせず、嘘をつかず、自分らしく働きたい

 

 LGBTの人なら一度は悩んだことがあるであろう、「仕事」。就職活動や職場での人間関係、カミングアウトをすべきかどうか…。これから働こうとする方も、LGBTをサポートしたいとお考えの企業の方も、LGBT当事者の方々の生のお声を聞けるチャンスです。

 3月26日(土)、大阪で「LGBTロールモデル☆トークLIVE」が開催されます。ラジオパーソナリティも務める教師・中尾勇守さん(FTM)と保険代理店に勤める藤原直さん(FTM)が発起人となって、この貴重なイベントが実現しました。

 「中尾くんと2人でご飯を食べていた時に、こんな会をしたいねという話になりました。LGBTというセクシャルマイノリティであることで、ご自身の未来の姿が想像できない方がたくさんいると思ったんです。FTMだと『まだ治療をしてなくて女性にしか見えないけれど、男性として働くことはできるのか』、ゲイやレズビアンだと『結婚やお付き合いをしている人のことを隠し通さないといけないの?』、といった不安が先に立って精神的にしんどい思いをしている方は少なくありません。男性として働きたいのに女性の制服を着なきゃいけない、異性に興味があるようなふりをすることで嘘をついている罪悪感を抱えてしまう、そんな方々がたくさんいると考え、今回のトークLIVEを企画しました」と藤原さん。

 

当事者5名に聞く、LGBTの就職活動と働く現場

 

 このイベントには、会社副社長の加藤さん、獣医師の井上さん、弁護士の仲岡さん、会社員の藤原さん、そして発起人である藤原直さんの、ゲイ、レズビアン、MTF、FTM当事者の5人が就職活動、就職してからの努力や工夫、カミングアウトなどを赤裸々に語ります。進行役は中尾さん。

実際に社会に出て働いているLGBT当事者が就職するまで苦労したこと、努力や工夫をしたこと、困ったこと、そしてそれらをどう乗り越えたのか、社内でのカミングアウトやセクシャルに対するスタンスについても、実体験を聞くことができる貴重なチャンスです。

 「『そんな方法もあるのか』『大丈夫なんだ!』とスッキリした気持ちになり、勇気につながると嬉しいですね。学生さんから企業さんへ就職活動に対しての不安や疑問をぶつけたり、企業さんから学生さんへLGBTについて配慮してほしいことを尋ねたり、相互に伝えあえる場所にもなればと思います」と藤原さんはおっしゃいます。

トークLIVE終了後は、同会場でドリンクやお菓子で交流会も開催。LGBT当事者はもちろん、教育関係や学生と関わっている方、企業の担当者様などご興味のある方はぜひ、この貴重な機会に足を運んでみませんか。参加ご希望者は、nkoyut1989@gmail.com まで、①氏名(通称名でも可能)②トークライブで知りたいこと、期待していることなど ③参加人数を記して、25日(金)18時までに、メールでお申し込みください。

 

LGBTロールモデル☆トークLIVE ~当事者5名に聞くLGBTの働く現場~

日時:3月26日(土) 13:00~15:00

場所:エイジェック大阪雇用開発センター会議室

〒530-0011 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB14F

※9Fでエレベーターを乗り換えて14Fへ

入場料:無料

協賛企業:㈱エイジェック

※手話通訳あり

facebookイベントページ https://www.facebook.com/events/1699079597015598/