キャロル20160306

 

「623号室、ミセス・エアード」

テレーズとキャロルは初めて会って1か月になるかならないかのときに旅行に出ているのですね。
その短い期間に、若いテレーズが、キャロルの性格を的確に理解していることを、映画はきめ細かく映しています。
考え事をしていたら鍋を煮立たせてしまう、平気でドアを足で閉める…
このときも部屋の番号など、キャロルが覚えるはずのないことがわかっている。
夕食のためホテルのレストランに行き、お部屋番号はと聞かれてもキャロルは「?」
代わりにテレーズがすらすらと答えるのにキャロルはあきれ、(やるわね)とウィンクする。

(「キャロル」)